生物多様性の「健康診断」 レッドデータブック、研究者の負担頼み?
絶滅の危険がある野生生物をまとめた「三重県レッドデータブック2025」に携わった淡水貝類専門家の上地健琉(うえちたける)さんが、生物多様性について学ぶ連続講座を開いている。研究者の道徳心だのみの調査環境の中で、生物多様性の〝健康診断〟はどのように進められているのか。

絶滅の危険がある野生生物をまとめた「三重県レッドデータブック2025」に携わった淡水貝類専門家の上地健琉(うえちたける)さんが、生物多様性について学ぶ連続講座を開いている。研究者の道徳心だのみの調査環境の中で、生物多様性の〝健康診断〟はどのように進められているのか。
今年3月に三重県が公表したレッドデータブック2025で、上地さんは淡水貝など約10種類の絶滅リスク評価を担当した。
3回目となった、三重県桑名市での8月の講座は、生物多様性保全の現状と課題がテーマ。河川や用水路に生息する二枚貝の仲間、ヨコハマシジラガイの調査を例に挙げた。
まず文献に当たることから始めたという。論文や書籍、郷土史などを読み込み、県内では員弁川水系(北勢地方)と櫛田(くしだ)川水系祓(はらい)川(中勢地方)でヨコハマシジラガイの生息が確認されていたことがわかった。
