アメリカ独立と250年後の「第2の建国」 復権重ねるトランプ史観
トランプ大統領が、アメリカの歴史の語られ方を変えようとしている。1776年7月4日の独立宣言から今年で250年。前面に押し出すのは、独立戦争と自らの政治運動を重ね合わせ、大統領への復権を「第2の建国」に仕立てた物語だ。

トランプ大統領が、アメリカの歴史の語られ方を変えようとしている。1776年7月4日の独立宣言から今年で250年。前面に押し出すのは、独立戦争と自らの政治運動を重ね合わせ、大統領への復権を「第2の建国」に仕立てた物語だ。
「1776年の愛国者たちと同様に、我々は政治エリートたちから権力を取り返した。主権を奪還し、自由を回復し、繁栄を復活させ、あらゆる面でこの国を救ったのだ」
6月24日、首都ワシントン中心部の緑地帯ナショナルモール。250年を記念した催しの開会式典で、トランプ氏はこう述べた。
ここは、初代大統領ワシントンの功績をたたえる塔や、16代大統領リンカーンのモニュメントがあり、アメリカの歴史を象徴するような場所だ。米軍の演奏や、選挙戦の常連歌手による愛国歌で祝賀ムードを演出した式典は、さながらトランプ氏自身を主役とした政治集会のようだった。
もともと250年の一連の祝賀行事は、連邦議会が2016年に設けた超党派組織「アメリカ250」が担うはずだった。



