東日本大震災を機にシェルター設立 犬猫の殺処分減らしたい、でも…
■フォーラム 動物を守る人たち(1)

「動物を守る活動」が存在感を増しています。保護犬・保護猫の譲渡会が開かれる風景は珍しくなくなり、殺処分数も大きく減りました。動物愛護団体の役割について改めて考えます。まず、活動の現場を取材しました。
放浪する犬猫たち、いてもたってもいられず
動物愛護団体の活動は近年、東日本大震災で被災地に取り残されたり、避難の長期化で飼いきれなくなったりした犬猫たちの保護をきっかけに、活発になった。この機に、新たに立ち上がった団体や保護施設は少なくない。
9月20日から26日までは、動物愛護週間です。動物愛護法で「動物の愛護と適正な飼養についての関心と理解を深めるよう」に設けられました。日本では、元をたどれば1927(昭和2)年に実施されたのがはじまりです。それから100年が経つのを機に、動物愛護団体の役割について改めて考える連載を配信します。
JR福島駅から車で30分ほどの丘陵地に立つ「SORAアニマルシェルター」も震災を機に設立された。それまで自宅をシェルターとし、個人で保護活動に取り組んでいた二階堂利枝さん(55)が2011年4月半ばに立ち上げた。二階堂さんは振り返る。
すぐに40匹ほどの面倒を見るようになって自宅では手狭になり、人づてにいまの場所を見つけた。



