西原理恵子さんが保護犬の「おかーはん」に 漫画の題材選びで変化も
猫3匹と暮らしていた漫画家の西原理恵子さん(61)が保護犬を迎え入れて過ごした、にぎやかな日々を連載「ねこいぬ漫画かき」で描いている。

猫3匹と暮らしていた漫画家の西原理恵子さん(61)が保護犬を迎え入れて過ごした、にぎやかな日々を連載「ねこいぬ漫画かき」で描いている。
「ぼくんち」「毎日かあさん」など、ままならない家族の日常を描いてきた西原さんが今回、犬や猫との暮らしを題材に選んだのは、ある思いがあったからだ。
西原さんにとっての「はじめてのいぬ」は、突然やってきた。
飼育放棄され、保健所に持ち込まれたゴールデンレトリバーのメス。推定4、5歳。
2012年の年末。仕事納めが迫り、このままでは殺処分されてしまうと、動物愛護団体が保健所から引き出した。
だが、年末ということもあって、受け入れる家庭が見つからない。この団体に「保護犬を引き取りたい」と相談していた西原さんに白羽の矢が立った。
「普通だったら団体さんのほうである程度ケアされてから譲渡されるのに、いきなりうちにやってきた。『よろしいでしょうか?』と聞かれても、断るわけにいかなかった」。笑いながらそう振り返る。
ガリガリに痩せ、毛玉に覆われて悪臭を放ち、歯も欠けていた。下痢を患い、フィラリア症にも感染していた。
「よく生きていたねえ。よくうちに来てくれたねえ」。しみじみそう思ったという。
長くネグレクトされていたらしいその犬を、「ぽん美」と名づけた。
飼い始めると、いくつも問題が浮上した。トイレシートで用を足すことを知らず、ケージに入れたらほえ続ける。それなのに散歩が嫌いで、外に出すとおびえて動かない。西原さんが不在だと家中探し回る――。



