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被災1カ月、冥福祈る イオン遺族「苦しいまま」―復興に不安の声も・熊本地震

38人が犠牲となった熊本地震から1カ月となった28日、被災地では故人の冥福を祈る姿が見られた。イオンモール熊本(熊本県嘉島町)の爆発事故の遺族は「苦しい気持ちのままだ」と胸の内を明かす。復興への道筋は見えず、被災者からは不安の声も聞かれた。

アルトクレフ Staff28 August 2026 at 12:09 UTC1 min read
被災1カ月、冥福祈る イオン遺族「苦しいまま」―復興に不安の声も・熊本地震

38人が犠牲となった熊本地震から1カ月となった28日、被災地では故人の冥福を祈る姿が見られた。イオンモール熊本(熊本県嘉島町)の爆発事故の遺族は「苦しい気持ちのままだ」と胸の内を明かす。復興への道筋は見えず、被災者からは不安の声も聞かれた。

7人が犠牲となったイオンモール熊本の衣料品店で働く妹を亡くした40代の男性は、事故発生の午後5時50分ごろ、妹の遺影とともに現場を訪れた。大きく損壊した建物を前に「あの辺りで働いていたのかな。今も働いているのではないか」と思いを巡らせた。

男性は、周囲が日常を取り戻そうと動いていることに対し、「自分は事故直後の苦しい気持ちのままで、日常の中に入っていけない」と言葉を詰まらせた。

同様に犠牲になった大竹玖瑠美さん(22)の学童保育をかつて担当した熊本市の教員藤本航さん(38)は、1カ月を「区切り」として初めて現場の献花台を訪れた。お菓子やジュースを供え、「玖瑠美さんみたいな良い子が社会でたくさん活躍できるように頑張るからね」と手を合わせた。

煙突の倒壊に巻き込まれ、9人が犠牲となった日本製紙八代工場(八代市)では、先端が折れた煙突の解体作業が続く。工場周辺には「危険」と張り紙がされた家屋も多数残る。従業員らは地震発生時刻の午後4時27分に黙とうをささげた。

近所の自営業女性(61)は「煙突は八代のシンボル的な存在。倒れるとは思わず、悲しかった」と振り返った。稼働再開のめども立たず、「働いていた人も多い。この先どうなるか」と不安を吐露した。

震度7を観測した宇城市。小川防災拠点センターではいまも約120人が身を寄せ、在宅避難者らも食糧支援などの列に並ぶ。自宅が全壊し同センターで生活する女性(79)は「やっとここの生活にも慣れた。帰ろうとしても家がないからここに頼るしかない」と疲れた様子で語った。

余震を恐れ、日中を同センターで過ごしている近所の橋本愛子さん(85)は、「家に一人でいるより安心できる」と話していた。

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