電子投票、かつてトラブルの神奈川でも 統一地方選で開成町が導入へ
神奈川県開成町選挙管理委員会は、来春の統一地方選で行われる町長選と町議選の際に、電子投票を導入する方針を決めた。条例制定を念頭に、17日に町議らに対して概要説明を行い、タブレット端末での投票を体験してもらった。

神奈川県開成町選挙管理委員会は、来春の統一地方選で行われる町長選と町議選の際に、電子投票を導入する方針を決めた。条例制定を念頭に、17日に町議らに対して概要説明を行い、タブレット端末での投票を体験してもらった。
電子投票は2002年に全国で初めて岡山県新見市の市長・市議選で行われた。神奈川県内では翌03年、海老名市の市長・市議選で初めて実施されたが、この際に投票機のトラブルなどミスが続出。導入を検討していた綾瀬市が実施を見合わせるなど、動きが途絶えていた。
一方、開成町は、今年8月に電子投票が一部実施された香川県知事選など、他県の動きをにらみながら導入を検討していた。疑問票がなくなり、開票作業が効率化できるなどと判断して導入に踏み切ることにした。10月にも、町議会に条例案を提出する。
採用を検討しているのは、タブレット端末の画面に表示された候補者名をタッチペンで選ぶ方式。この日は町議会に投票機を持ち込み、町議らにデモンストレーションを行った。
町議らは興味深そうに画面を見つめ、一人ひとり投票を体験していった。「思ったより簡単だった」「操作に不慣れなお年寄りは大丈夫だろうか」などの声が聞かれた。
山本研一議長は「議会としては、今日初めて説明を受けた。今後、町民の意向を聞きながら慎重に検討していきたい」と話した。



