熊本地震の支援物資、届かぬラストワンマイル 現場は「パンク状態」
熊本地震の発生から1週間が経っても、必要な支援物資が届いていないとの声が被災者からあがる。なぜなのか。専門家は「三つの不足」を指摘する。

熊本地震の発生から1週間が経っても、必要な支援物資が届いていないとの声が被災者からあがる。なぜなのか。専門家は「三つの不足」を指摘する。
地震発生から7日目の3日午前、熊本県氷川町は複数の避難所で、食料などの支援物資を配ったが、予定の終了時間前になくなった。受け取れずに帰る在宅避難者が続出。氷川中学校の前では、空のエコバッグを手に座り込む高齢男性の姿も。介護職員の女性(70)は、「残り少ないガソリンを使って来たのに」。5日現在は民間の支援団体から地元の公民館に届いた物資でしのぐが、「隣の地区の人が来た時に『こんなに物があるんだね』と驚かれた。まだまだ届いていない」。
町によると、飲料水は大量に届いているが、レトルト食品や乳児用の液体ミルク、消毒スプレーが不足。届いた支援物資を置く役場横のセンターで、仕分けて運ぶ人が足りていないという。
宇城市役所でも隣のアリーナに物資が積み上がっていた。市の集積拠点で、国の「プッシュ型支援」の物資を中心に毎日届く。担当者は4日、「アリーナはパンク状態」と明かした。
1日と2日には20台以上の大型トラックが次々と搬入。「たまっていくので、ひたすら出さないといけない」



