被災の能登から備える鳥羽へ、民生委のバトン 「話を聞く」を大事に
地域の相談役を担う民生委員は、被災地で何に悩み、どう動いたのか。2024年元日に能登半島地震を経験した石川県輪島市へ、全国の委員が足を運んでいる。

地域の相談役を担う民生委員は、被災地で何に悩み、どう動いたのか。2024年元日に能登半島地震を経験した石川県輪島市へ、全国の委員が足を運んでいる。
民生委員は、厚生労働相から委嘱された非常勤の特別職公務員。地域の推薦を経て選ばれ、住民と行政との「つなぎ役」とも呼ばれる。地震当時、輪島市では131人が務めていた。
南海トラフ地震で大きな被害が想定されている三重県鳥羽市の民生委員20人余りが6月10日、輪島市を訪れた。
輪島市の民生委員・坂本敏展さん(72)は、土砂崩れや道路の断絶で地域が孤立する中、帰省客も含めて避難所が混雑したことや、備蓄していた水が瞬時になくなったことを説明した。
市内の民生委員のうち約6割は自宅が全半壊。坂本さんも半壊した自宅で寝起きしながら、3日目から担当している12人の高齢者を捜して避難所をめぐった。



